小さい頃から、ノートの端に小さな絵を描くのが好きでした。誰かに見せるためではなく、心の中の想いをそっと外に出すような、静かでやさしい時間。

咲いては散る花の儚さ、美しさ、その一瞬をとどめておきたくて。

花には言葉にしきれない感情を映せる気がします。
嬉しいときは明るく凛と咲く花を、寂しいときは風に揺れ寄り添う一輪を。

ユラハナコ / YURA HANAKO